人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今週末の大会についてと、デッキ分析。

 まずはご連絡として、今週末の「魔王の森」の公認大会についてですが、前回大会の参加人数を考慮し、また昨今の四日市のあまりにつらい暑さをかんがみまして(笑)、前回同様「本町プラザ」にて会場をとりましたので、開催会場が「魔王の森店内」ではなく、「本町プラザ」になります。
 さらに、時間についてですが、人数が多い場合を想定して、14時開始と、開始時間を前倒しして開催したいと思います。
 以上、変更となりますので、どうぞよろしくお願い致します。
 まとめると以下の通りです。

第五回魔王の森、バトルブレイク公認大会

開催日:7月17日(日)
時間:14時開始、16時終了予定。
開催場所:本町プラザ、第二会議室
定員:24名
その他:第2弾まで使用可能
 カバンルールは不可とします。
 スイスドロー方式で、45分1本勝負とします。

 以上です。

 広い会場で、涼しく(笑)ゆっくりとバトルブレイクをみんなで楽しみたいと思います。
 初心者説明、体験プレイなど無料で受け付けておりますので、ご友人等お誘いあわせの上、是非遊びにいらして下さい。

 
 さて、前回大会ではショットガンスタイルのデッキが優勝したのですが、入賞した上位陣のデッキはどうだったのかという紹介です。

 まず、2位だったSenPy氏のウィンドラッシュスタイルのデッキです。

今週末の大会についてと、デッキ分析。_b0228905_3431220.jpg


・トリヤマロボ
・不死フェニックス
・スフィンX
・V龍
・甲蟲王
・アビリティDEX×2
・ワンオブナイン×3

 以上10体のデッキで、徹底した高機動、強襲攻撃による城砕型デッキです。
 従来のワンオブナインによる攻撃とビーム歩兵による射程攻撃を組み合わせるタイプではなく、多色化する事により、実に全ユニット移動力=3を実現しています。
 ワンオブナインによる奇襲によって一枚目の城コイン、アビリティDEXの移動力、または甲蟲王の生存率による二枚目の城コイン、スフィンXの射程攻撃、またはV龍の飛行攻撃による三枚目の城コイン、そして最後の1枚をトリヤマロボと不死フェニックスのコンビによる飛行移動+範囲攻撃によってブレイクするように設計されており、コインカーブ(待機コインを無駄なく消費してゆく計算)が非常に美しい曲線をえがくようになっています。
 事実、城砕型デッキを相手にした場合、二枚目の城コインがわられた段階で、どうしても防戦に意識がまわり、相手ユニットの数を減らそうとするのが一般的で、それはつまり、自分のデッキのコイン循環を非常に計算しやすい状況をつくりやすいと言えます。
 このデッキでは、自分のユニットを対戦相手に「ブレイクさせる」事で、シルバーバレット並みのコイン循環を実現させており、その循環によって出撃したユニットが途切れる事なく相手の城に向かって突進できるようにデザインされています。
 たしかにワイルドファングスタイルのデッキとぶつかった場合、その生存率と高打撃力を最大限に利用された場合非常に厳しい戦いとなりますが、それ以外であったなら、かなりの確率でプランとおりの展開が期待できるのではないかと思います。
 ビーム歩兵を計算にいれたデッキ構成になっている中で、あえて原点回帰の機動力にもっていった事が、今回の勝因と言えると思います。

 続いては3位となったネロ氏の3勢力デッキです。

今週末の大会についてと、デッキ分析。_b0228905_343235.jpg


・不死フェニックス
・ホシクジラ
・甲蟲王×2
・リヴァイアサン
・ガネーシアン
・アビリティDEX×2
・フタゴトカゲ
・ケルベロス

 デッキスタイルとしては、ショットガンとシルバーバレットのハイブリッドスタイルといった所でしょう。
 序盤はケルベロス、フタゴトカゲ、リヴァイアサンといったユニットでコイン循環を高めるとともに、相手の打点が高いとみれば甲蟲王で、逆に生存率が高く打点が低いとみればアビリティDEXを展開する事で城砕を狙いにいく事ができます。
 さらにホシクジラによる継戦能力の維持にはしるか、不死フェニックスによる強襲かの選択肢もえらべ、さらに相手が殲滅型で、こちらのユニットに打撃を与えてくるようなら、削りあいに強いガネーシアンによる打点の底上げもする事ができます。
 基本的には城砕型デッキなのですが、相手がウィンドラッシュスタイルなどの高機動型デッキの場合は殲滅戦を挑む事も出来るつくりになっており、その分デッキが複雑なつくりであり、プレイヤースキルが大きく問われるものとなっています。
 それぞれのデッキスタイルに対する回答はもっているものの、指し手を間違えた場合、決定力があるわけではない為、強引に戦況を覆す事が困難なのです。
 それでも、与えられた状況に対して、的確な一手をうちつづけられるのならば、狙った獲物は決してのがさない機動力と柔軟性にとんだデッキであり、名づけるなら「ブラックハウンド」などはどうかと思います(笑)。

 
 さて、最後は4位となったTK氏の、ワイルドファングスタイルのデッキです。

今週末の大会についてと、デッキ分析。_b0228905_3433248.jpg


・暴虎王
・ラッキードラゴン
・獅子王
・ホシクジラ
・ダゴン×2
・ガネーシアン
・甲蟲王
・リヴァイアサン
・ケルベロス

 以上10体で、打撃力にかけては、上位4デッキの中では間違いなく最強です。
 対戦相手の甲蟲王を意識したリヴァイアサンと、機動力の高いユニット、特に生存率の高いアビリティDEXを意識したダゴンの2体積みなど、従来のワイルドファングの利点を継承しながらも、随所に改良点が目立ちます。
 また、暴虎王による6レベルユニットすら一撃で粉砕できるルートがあり、ラッキードラゴンの移動補助をデッキに入れる事で、機動力の低さをカバーしようとしています。
 決勝戦ではSenPy氏のウィンドラッシュ系とぶつかり、ほとんど勝利を確保した所までいけた事でも、城砕デッキに対する耐性の高さが伺え、非常によく出来たつくりとなっています。
 
 殲滅型のワイルドファングスタイルは、一見どんどん前に出ていくイメージがありますが、殴り合いに主眼を置いたデッキのつくりは、実は生存率、継戦能力に非常にすぐれており、いったん自分の城を守るときめた場合の防御力は並大抵ではありません。
 その上、城廻りのユニットをブレイクしようと相手が近づいてきた場合、その凶悪なまでの打撃力が火を吹く事になり、やっかいきわまりない状態になる事がおおいのです。

 以上、前回の優勝デッキとあわせて四つが、前公認大会の入賞デッキなのですが、いずれも異なるスタイルのデッキであり、一応全デッキにクァール勢力は投入されているものの、その生かし方、デッキとしての戦略など、まったく違うものであり、デッキに使われているユニットも様々なものが使われています。
 プレイヤーの性格や戦い方の癖などによって、マッチングするデッキは大きく異なるでしょうから、自分の性格にあったデッキスタイルを選択する事も大事な事で、特定のデッキスタイルにしておけば大丈夫という事もありません。

 まだ第初回開発分だけの環境で、これだけのデッキスタイルにわかれる事はある意味驚異的で(カードゲームなど、新発売のものは多くの場合、鉄板の組み合わせやデッキが1強になってしまう事がほとんどです)、バトルブレイクの今後がますます楽しみになってきてしまいます。

 今週末は第五回の公認大会です。
 どんなデッキがあらわれるのか、今から本当に楽しみです。
by coeurlcall | 2011-07-13 18:25 | 感想や回想
<< こんなバトルもありでしょう(笑... 第四回バトルブレイク公認大会i... >>