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バトルブレイク第5弾のユニット評価、エイリアン勢力

 バトルブレイク第5弾が発売されて2週間ちょっとくらいたったと思うのですが、今回何が困ったかというと、


ブースターバージョンの第5弾が入荷出来ない!(笑)
  

 いや、まぁ、正直な所全然、まったく笑い事なんかではなく、かなり真剣に困っているのですが、発売日がはっきりしなかった事もあり、取引先の問屋さんでも入荷できず、再入荷の日程も未定との事で、魔王の森としてプッシュして拡売したくても、商品そのものが仕入れられないという、本当に困った状況に陥っていたりします。

 これが、バトルブレイクが全国的に大人気で、どこもかしこも売り切れ店続出!という事ならまぁ、多少なりとも納得しますし、日々お客様にゲームの説明をしたり、初心者の方にティーチングしたりといった努力も報われるというものですが、特定の大型店さんでは在庫がダブついていて、商品流通そのものが片寄ってしまっているようだと、店として今後どう対応したら良いのか、相当悩んでしまいます・・・。

 どこか、仕入先の問屋を紹介して頂けないでしょうかバンダイさん(涙)。
 バトルブレイク第5弾を売らせてください・・・。

 そんな泣き事を言いつつ、お客様にゲームを説明したり、「他店さんで購入してきたフィギュアの」使い方の質問をされて丁寧に説明したりといった、店としてどうなんだろうかという対応をしていたりします(苦笑)。
 お客様にバトルブレイクを楽しんで頂きたい一心なのですが、まぁ、ちょっと最近色々考えてしまうのは、止む得ないと思うのですが(笑)。

 とりあえず、全国で商品が足りなくなるほどバトルブレイク第5弾が売れているのだと信じて、ユニット紹介などをしてゆきたいと思います(笑)。
 今回はエイリアン陣営です。


○アビリティーWIS LV=3 歩行2 ノーマル
 自動効果=防御自動効果無効 (攻撃するとき、攻撃対象のフィギュアの自動効果は無効になる。(自分のターンなら、相手の攻撃自動効果無効より優先))
 コイン効果(1)=自分のメインフェイズの最初に使う。自分のエイリアンのフィギュアを1体選ぶ。このターン中、対象のフィギュアは「防御自動効果無効」を持つ。

 エイリアン陣営のシリーズものである「ヒーローズ」のうちの1体で、知恵を象徴するウィズダムさんです。
 
 アビリティINTの逆バージョンで、相手の防御効果を無効にするものです。
 
 基本的に、防御時に発動する効果すべてに有効なようですので、現状もっとも効果が期待出来るのが「装甲」と「復活」、「潜伏」の3つではないでしょうか。
 他にも「反撃」、「防御+○」、「挑発」、「威圧」なども無効化出来るのですが、実際にデッキに採用されているかどうかと、対戦をしていて、戦略に与える大きさを考慮するのに、前述の3つの能力を封じる事が出来るのは大きいと思います。

 相手が城攻めデッキだった場合の「潜伏」ユニットの撃破は、いままでまったく不可能な事だった為に非常に有効な、デッキに対する対策となります。
 「装甲」についても同様で、デッキ構築の段階で、「装甲」持ちである事を考慮して、その生存率を計算して作戦をたててあるユニットを、ダイスの出目にそれほど大きく左右される事なく排除出来るのは、自身の戦略を立てるときに有効でしょう。
 「復活」については現状1体しか存在していませんが、それでも相手の継戦能力を削るのは、有利にならないはずがありません。

 能力の対象がエイリアン勢力限定であるとはいえ、極論的には自分自身に能力の使用を宣言すれば良い為、むしろ射程無限で対象を選択出来る部分の評価の方が圧倒的に高いと思います。

 欠点を上げるとすれば、相手が殲滅型デッキであった場合、かなりの確率でお荷物になってしまうという部分で、デッキに素直に入れづらい感はあります。

 大会などではジョーカールールによって登場させるか、予備フィギュアの3体の中の1体として採用される可能性があるメタユニットとなると思います。

 第4弾のアビリティINTと違い、防御効果を無効にする事自体は「より攻撃力の高いユニット」を採用した方がデッキ構築においてブレが少なくなる為、どうしても採用しづらくなってしまいます。
 それでも、「潜伏」など、対策ユニットがなければまったく打つ手がなくなる能力などに対抗する為に採用される可能性が高く、ジョーカールールといった「大会専用ルール」の利点を利用する事を考えるなら、十分選択肢に残りうるでしょう。
 

○クラウドリアン LV=4 飛行2 ノーマル
 自動効果=防御+2
 コイン効果(2)=攻撃のかわりに使う。フィギュア名に「リアン」がつく自分のフィギュアを1体選ぶ。このターン中と次の相手のターン中、対象のフィギュアは「潜伏」を持つ。

 「リアン」シリーズの1体で、今回は「潜伏」を与えるというものです。
 防御型効果としては、第3弾のウィンドリアンによるダメージ無効化能力があり、「潜伏」がコイン効果を受けてしまう事を考えると、ちょっと採用しずらい部分があります。
 基本的にバトルブイレク、というかこういったボードゲームでは、攻撃能力を付与する効果は強く、防御能力については「付与する」のではなく、「もともと持っている」ユニットがより使いやすく、プレイしても強いユニットになっていきます。
 「リアン」シリーズとしてはサンドリアン(ボードコントロール)、ウォータリアン(攻撃能力)、マグマリアン(攻撃能力)、ウィンドリアン(防御能力)、サンダリアン(攻撃能力)ときていて、たとえ1ターンに1度という縛りがあるにせよ、絶対的な防御能力を誇るウィンドリアンはどうしてもクラウドリアンよりも使いやすいユニットになってしまいます。
 「潜伏」を駆使して、城攻めに使用したくても、回復効果の援護なしでは、コイン効果を1回しか使えない為、結果的に汎用性に欠ける形となってしまいます。
 もっとも、「潜伏」という自動効果そのものが強すぎる部分がある為、コストがコイン1枚だと問題だったとは思いますが(笑)。
 
 それでも、防御時レベル6相当の防御力と、ここぞという時に1度だけ使用できる「潜伏」能力、飛行2という機動力を活かせば、城攻めデッキになんとか居場所を見つける事が出来るかもしれません。


○キングアダムス LV=3 歩行2 レア
 自動効果=全方向移動、クラウンシンボル(このフィギュアと同じ勢力の自分のレベル2以下のフィギュアの攻撃力と防御力は3になる)
 コイン効果(1)=自分のターンの最初に使う。このフィギュアにチャージされたコインをすべて自分の待機エリアにもどし、このフィギュアを自分の城の上にのせる。このゲーム中、このフィギュアは、を持つ。

 正直言って、今回の高レベル、高ダメージユニット目白押しの第5弾の中で、今後のバトルブレイクに影響を与えるユニットを選べと言われたら、このキングアダムスを選択します。
 デッキ構築やプレイングにやや頼る部分があるものの、このキングアダムスというユニットは真剣に強いユニットだと思います。

 このキャッスルアイコンという自動効果について、ネタ的な感想をもたれる方もいるかと思いますし、せいぜい自分の城を動かして逃げ回る事が少しできる程度に考えるかもしれません。
 しかしながら、そんな消極的なものではなく、自分の城ごと相手に対して城攻め出来るデッキ構築の要という発想の転換をしたとたん、俄然このユニットの力を実感していただけるのではないかと思います。

 1ターン目にキングアダムス出撃から、2ターン目にコイン効果を使うと、2ターン目の自分出撃時のコインは4枚でありながら、戦場には3レベルユニットが1体いる状況を生み出す事ができ、モアイキャノン、ヒナモグ、RX-4WDと展開したなら、2ターン目にして戦場に4体のユニットを展開して、相手の城に向かって突撃出来るのです。
 まぁ、これは極端な例だとしても、キングアダムスというユニットを「自分の城コインを自動的にコイン循環にまわせるユニット」としてデッキ構築を考えていくと、これまで相手にキャッスルブレイクしてもらう事を前提にしなれば成立しなかった部分が、楽々と自己循環できてしまうのです。

 さらに、キャッスルアイコンのルールを良く読んでみると、キングアダムスが城化した場合の倒しにくさがハッキリすると思います。
 あらゆるダメージは1ダメージにされてしまう為、例によってガイア勢お特異の〇ダメージ系の能力は使えませんし、絶対成功による追加ダメージも無視されてしまいます。
 また、単純に城そのものが0レベルではなく、3レベルになってしまう事で、従来の城攻めデッキで採用されていれたモアイキャノン、ヒナモグなどは+2以上の出目が要求され、RX-4WDやワン・オブ・ナインですら+1以上の出目が要求されてしまいます。
 城攻めデッキで「絶対失敗」になかされなかった方などいないはずで、それが1/6の「絶対失敗」どころか、キャッスルブレイクという行為が失敗する確率が1/3、下手をすると1/2にも上昇してしまいのです。
 まして、城コインに「絶対成功無効」を採用した場合、1レベルユニットでキングアダムス城を攻略できるバトルダイスの出目は、「+2」の出目たった1つ、つまりキャッスルブレイクの可能性が、従来の5/6から、なんと一気に1/6まで低下してしまうのです。
 これは驚異的な防御力と呼べないでしょうか?

 さらに、一応弱点的な要素としてある〇連撃なら通用する点についても、そもそも自分の城を「飛行2」「歩行3」などを入れておけば、一回目のキャッスルブレイクをうけた段階でそれらの城効果を利用して、攻撃ユニットの隣接ヘクスから脱出してしまえばまったく問題にならないばかりか、「飛行2」などを利用して相手ユニットを飛び越えて、一気に相手の城のキャッスルブレイクを狙いにいく事すら出来るでしょう。
 ウォータリオンのような即死能力がどうしても気になるのなら、アビリティINTでもいれておけば万全とすらいえます。

 実際使用してみる、またはされてみればわかりますが、キングアダムスをある程度対策していない場合、しっかりキングアダムスを採用してリチューンされたデッキを相手にするのはかなり困難になってきています。
 
 今後はデッキタイプの1つとして、またメタの1つとして、このキングアダムスは必ず意識する必要があるユニットという事になると思います。

 ただ、このキングアダムスを「自分が使う」場合に気をつけなければいけないのは、「恐れず前に行く」事です。
 サッカーでいう所のゾーンプレスのように、自分の城そのものを前線におしだす事で、使用できる空間を狭め、その狭い空間に多数のユニットを展開する事で相手の動きを封殺してはじめてキングアダムスの真価が発揮されるので、常に相手のリアクションばかりで自分から行動しないタイプの方だと、その強さを感じて頂く事が出来ないのではないかと思います。

 魔王の森では現在キングアダムス対キングアダムスの光景がかなりの頻度で見られる状況で、いかにしてキングアダムスを有効に使うかを研究するとともに、キングアダムス対策も練られています。
 
 このユニットがあるだけで、バトルブレイクはさらに多彩な戦略とデッキ構築の楽しみが増えたと私は思います。

 是非、みなさんも、このユニットを実際に使用して、その強さを体験してみて下さい。
 

○大天使ミカエレン LV=5 飛行2 スーパーレア
 自動効果=防御自動効果無効、2ダメ
 コイン効果(1)=このフィギュアが相手のレベル6以上のフィギュアをブレイクしたときに使う。相手の城を1枚、キャッスルブレイクする。

 造形がかなり格好がよく、ついついコンバージョン(改造)したくなってしまうユニットです。
 その格好のよい外見もあって、何とかデッキに入れて使いたいユニットではありますし、コイン効果がかなり派手で、非常に強力な印象をうけるのですが、意外に使いづらいユニットです。

 相手のユニットをブレイクするだけで相手の城1枚をキャッスルブレイク出来るので、城に直接アクセスしなくても相手の城を壊しきれるような印象を受けるのですが、レベル6以上のユニットをブレイクする必要があり、自身が5レベルである事を考えると、バトルダイスで+1以上の出目が必要となり、それなり以上の幸運に支えられないとこのコイン効果は使用する事が出来ない事になります。
 また、コイン効果の関係上、あきらかにコイン循環が滞ってしまう為、相手が城攻めの場合、きわめて致命的なユニット展開の遅れを誘発させ、自身の城を守りきれない可能性が高いですし、相手が殲滅型デッキの場合、よほど自分が優勢でないと、相手の6レベルをブレイク出来る前に、このミカエルン自身がブレイクされしまう可能性が非常に高いのです。
 かなり限定的な瞬間にしか活躍できないユニットというのが妥当な評価ではないでしょうか?

 しかしながら、だからといってこの大天使ミカエルンを甘く見て良いのかと言われると、決してそんな事はありません。
 伝家の宝刀を抜くシチュエーションさえそろえて上げれば、非常に強力な働きをしてくれるユニットである事実は間違いないのです。
 
 まず5レベルで2ダメという、エイリアン勢力としては非常に強力な打撃力をもちながら、新自動効果「防御自動効果無効」により、「装甲」や「潜伏」、さらには「挑発」といった面倒な能力をシャットアウトする事が出来ます。
 さらに、何かとやっかいな「復活〇」の能力すらも封じ込める事が可能である為、決定力としては十分頼りにして良いものでしょう。
 城攻め型デッキであろうと、殲滅型デッキであろうと、6レベル以上のユニットが入っていないデッキは極めてマレであり、自分が城攻め型デッキであれは、キャッスルブレイクとともに、相手が使用出来るコインの総量が増えて、6レベルを出してくれやすい環境がととのいます。
 そうなれば、相手の最後の1枚の城を、このミカエルの能力でキャッスルブレイクに持ち込む事は十分現実的な作戦だといえるでしょう。

 さて、名前の由来については間違いなく大天使ミカエルでしょう。
 ストーリー上、カレルレンの監視役として随行しているようなので、他にガブリエルン、ウリエルン、ラファエルンなどが登場してくれないかと期待してしまいます。
 そうなったら、大天使軍団というテーマデッキが作れると思うのですが(笑)。

 
 さて、とりあえず今回はこれまでです。
 次回はクァール勢力を紹介してみたいと思います。
by coeurlcall | 2012-02-26 05:53 | ユニット評価
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