親子でバトルブレイク

 魔王の森では、日常的にバトルブレイクの無料体験や、ルーリングなどの質問、説明などのスタートサポートなどを行なっていて、それ用のプレイスペースはもちろんの事、貸し出し用ユニットやコイン、城コインなども用意されています。

 先日なども、バトルブレイクを買ってみたのだけど、ルールなど教えてほしいとの事で、親子でのご来店がありました。

 お母さんと小学生くらいのお子さんで、スターターセットと、おそらくガチャガチャで購入したのであろう追加分の、あわせた11個のユニットを持参していました。

 ルールはある程度ルールブックを読んで、お母さんと少しプレイしているとの事でしたので、とりあえず、軽く説明する為に6体のユニットを選んでもらって、6対6のゲームをしてみながら説明する事にしました。

 まったくの初心者でない場合、私はルールを説明するのに6対6のユニット数でティーチングするようにしています。
 本来のルールである10体10だと、なれていない子の場合、盤上のユニットと待機エリアのユニットの把握が困難になってしまい、ルールと、ゲームの流れを覚えるのが困難になってしまうのと、説明を聞きながら緊張して10体10でがっつりやるのは、プレイ時間的にお子様には「楽しんで遊ぶ」限界を超えてしまい、辛くなってきてしまうのがその理由です。

 よほど片寄ったデッキでなければ、6対6なら、ユニットがいくつか撃破され、コイン効果を使用し、6レベルユニットがあればそれを出すチャンスもちゃんとありますし、逆にそれをさせずらくする作戦もたてられ、簡単ではありますが、ちゃんとゲームとしての楽しみがあり、駆け引きも少しではありますがきっちりと体感する事が出来る上、案外さらりと決着がつくので、「もう一回やってみよう」という気持ちになれます。

 ゲームにおいて、この「もう一回やってみよう」という気持ちは非常に大切です。

 とくにバトルブレイクのような、ある程度以上のプレイ時間が必要なゲームの場合、1回やるとかなり疲れるもので、少し興味がわいたとしても、この疲労感から2度目のプレイがしづらく、ルール説明が終わって、自分の考えや戦略を実践で楽しめる、一番大事な2回目のプレイをやらずにその場はおしまいになってしまう可能性があります。
 バトルブレイクにはフィギュアとして、見た目の格好良さもありますが、やはり主役はゲーム性そのものです。
 そして、教わりながら、つまり言われるままにプレイした1回目より、自分でやってみた2回目の方が楽しく、まさにバトルブレイクの魅力は2回目こそにあるわけです。
 それをプレイせずにその場を終えてしまうと、「なんとなく興味のあるゲーム」の域を出る事はなく、それ以降「やった事ならあるよ」程度の評価に終わってしまいます。
 しかし、2回目のプレイをして、自分の考えのままに楽しんだのなら「面白いゲーム」という評価になり、それ以降、「今度はこうやってみようかな」というように感想が大幅にかわってくるわけです。

 カードゲームのように、数分であっさりと終わるものは、そのままプレイしても同様の効果が得られますし、テレビゲームなどはそもそも派手な画面エフェクスで釣れば、ゲームとして「面白いか?」はどうでも良くなってインパクトによる掴みが出来る為、ちょっとくらい複雑なものでもプレイヤーはひとまずプレイしてくれるので気にする必要はないのですが、バトルブレイクなどのシュミレーション系のテーブルゲームではそのあたり、かなりきをつけて最初の「掴み」をしないと、折角のこの魅力あふれるバトルブレイクの「楽しさ」に、たどりついてもらない、本当に残念な状態になってしまうんですよね(苦笑)。

 やればやっただけ楽しいのがバトルブレイクで、是非、その新しい感覚の魅力を伝えたいとおもっています。

 ちょっと話が横にそれましたが、そんな形でお子さんにゲームを説明したのですが、かなり飲み込みが早い子で、すごいな、と感心したのが、こちらの説明をきちんと聞いて、それを理解しようと自分の中で反芻しつつ試してゆく事が、自然と出来ていた事です。
 何を大げさなと思われる方もいるかもしれませんが、これ、実は最近のお子さんでは出来ない子も少なくなくて、あっけなく集中力がとぎれて話を聞けない状態になったり、飽きてしまってひたすら適当で、意味のない行為をひたすらし続けて自己満足にはしろうとしたりで、「お互いに楽しむ」事が、その根本の部分で理解出来ていない、または知らない状態だったりするのです。

 しばらく説明しながらプレイし、一応一戦終わった後のお母さんの対応をみて、非常に納得してしまいました。
 それまで、お子さんのプレイや様子を見ていたお母さんは、口出す事はせず、たまに私に質問する程度で、お子さんに指示する事はしませんでしたが、プレイが終わったあと、「どうだった?」「家でやってた時とルール違っている部分があったね」と、お子さん自らが考えて、お母さんに説明するような質問をされていたのです。
 それを自然にされていたという事は、普段のご家庭でもそうなのでしょう。
 帰る時にお子さんが「お母さん帰ったら一緒にやって!」と言った所、「お母さんよくわからなかったから、ちゃんと教えてね」と返答されているのを見て、本当に感心してしまいました。
 だって、お子さんのプレイ中にお母さんがいくつか質問した内容は、プレイ方法を理解したうえでの特殊な状態での判定の事などだったので、お子さんの説明を、母親として時間をとってちゃんと聞きながら対応する為の返事なわけですから。

 ま、それはともかく、魔王の森の常連さんたちは、説明好きな方も多く、状況に応じた楽しみ方を上手にされる方が多いのが、私のひそかな自慢だったりします(笑)。

 ですので、私がそうして一通り説明しあとは、そばで見ていた高校生のお客様に、その少年との対戦を安心してすすめる事ができました。

 今度は10対10の対戦をしっかりと満喫し、さらに少年のデッキを強化するためにいくつかのオマケユニットを差し上げたり、常連のお客様が自分が損するようなレートでのトレードをすすんで行ってくださり、とても素敵なお土産をもって、その親子は帰っていかれました。

 あんな風に、親子でしっかりとコミュニケーションしながら、ちゃんと「話す」事「お互いに楽しむ」事を学べるのは、バトルブレイクの隠れた魅力なのではないかな、と、思ってしまいました。

 ちなみに、ユニットの改造例を見せた所、少年は非常に乗り気になり、どうやらお父さんがプラモデルをつくられるようで、お父さんに相談してみるとの事でした(笑)。

 家族でバトルブレイクなんて、素敵じゃないですか。
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by coeurlcall | 2011-08-13 06:54 | 感想や回想
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