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第2弾環境でのあらたなデッキタイプ

 バトルブレイクも第2弾が発売され、今週末からの公認大会では第2弾ユニット解禁状態でのバトルになる所も多いかと思います。

 そんなわけで、第2弾が使用可能な状態でのデッキタイプや戦い方について考察してみたいと思います。

 まず第2弾全体で言える事はユニットの高レベル化です。
 第2弾だけで計算した場合、全勢力を合計すると、「6レベル=5種、4レベル=4種、3レベル=4種、2レベル=3種、1レベル=1種」となっており、非常にコストが重めにシフトしている事がわかります。
 特に6レベル帯の選択肢の多さは特筆にあたいします。
 そのかわりに、実は第2弾では5レベル帯のユニットが1体もいない状態になっている事も補足します。

 また、第2弾のユニットはコイン効果が使いやすく、その使用コストが極端に軽いものがりです。
 バトルブレイクでは2レベル以上はかならずなんらかのコイン効果をもっているわけですが、第2弾だけで見た場合、コインを2枚使用するのはたった1体のみで、あとはすべて1枚の使用となっており、第1弾でのコインを2枚使用する能力をもったユニットが3体だった事を考えると、非常に少ないです。
 さらに、コイン効果が射程をもったり移動力を急上昇させたりと、非常に使い勝手がよく、戦略の幅が爆発的に広がる事と思います。

 さて、デッキを説明するにあたり、このブログではユニットの配置や動きを分かりやすくするために、棋譜のようにして説明しています。

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 このように、プレイシートの横にアルファベット、縦に数字を入れて、ヘクスを指定する際に、その交差する横縦の記号を組み合わせて呼ぶわけです。
 基本的に、自分を手前、奥を対戦相手としています。
 ですから、自分の城コインはC-1に積んであり、対戦相手の城コインはC-7に積んであるわけです(写真では斜線が入っている場所が城の位置です)。

 さて、では最初に紹介するのは、今回の第2弾で飛躍的に伸びたと思われるエイリアンと打撃ユニットが揃うガイアの組み合わせのデッキ「バリスタ」です。

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・カレルレン×1
・チャクラ星人×1
・マグマリアン×1
・ウォータリアン×1
・ダゴン×2
・アビリティDEX×2
・アリアドネ×1
・ノッカー×1

 以上の様なこうせいで、城砕型(じょうさいがた)デッキです(城攻めだと言いづらいので、城砕型に統一してみました)。

 第2弾環境下では高レベルユニットが多数投入され、さらにフェニックスの「復活」のような能力をもっているユニットがいる状況では、殲滅戦は非常に効率が悪くなるケースが増え、制限時間を気にするプレイにならざる得ないケースが想像されます。
 その点、城砕型デッキは、キャッスルブレイクを狙い続ければ良い為、結果として効率が良くなってしまうわけです(もちろん、従来のリスクは背負っています)。

 このデッキではまず「ダゴン」+「アリアドネ」の組み合わせがメインとなります。

 この2体が自軍ターン開始時から盤上にいる場合、ほとんどどの位置にダゴンがいてもキャッスルブレイクが可能となってきます。
 例えば、b-2にダゴンがいる場合、アリアドネのコイン能力で2ヘクス前進し、自分の2歩移動で前進すれば実質4歩移動な訳ですから、、さらに自身のコイン効果によって射程が2になれば、実に6ヘクス先からキャッスルブレイクを狙える計算が成り立ちます。
 また、この2体の組み合わせは4レベルと2レベルである為、コイン消費を考えても、さほど難しい組み合わせではないでしょう。
 さらに左エリアからこの2体で攻める状態にしつつ、右エリアからアビリティDEX+ノッカーの分かりやすい組み合わせで対戦相手の城へと接近する2方面作戦も取れる上、この2体の組み合わせは3レベル+1レベルで、この4体で合計コイン10枚とはかったような枚数になります(笑)。

 移動補助ユニットを利用して、相手の城へと次々と自軍ユニットを放つ戦い方は、まさにバリスタ(攻城用弩弓)の名前をつけるにふさわしいデッキスタイルかと思います。

 現状の欠点としては、バリスタタイプは、あくまで相手が守勢にまわっている時に真価を発揮するもので、「待ち」デッキに対しては無類の強さを誇りますが、攻め型、とくに高機動型かつ、城砕系の戦いが出来るバレットタイプには愛称が悪いでしょう。

 ワンオブナインなどをいれて3勢力デッキにするなどして、序盤から一気に城攻めが出来るような状態にしてゆく改良が良いのではないかと思います。


 次に紹介するのは、驚くほどの防御・生存能力を手に入れたクァールとエイリアンの組み合わせによるデッキ「ロイヤルガード」です。

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・カレルレン(シークレット)
・カレルレン
・ラッキードラゴン
・チャクラ星人
・ホシクジラ
・甲蟲王×2
・リヴァイアサン
・アビリティDEX
・フタゴトカゲ

 以上の組み合わせで、デッキの構成ユニット全てが2歩以上の移動力をもっており、3歩移動のユニットですら3ユニット、コイン効果も計算すると5ユニットとなり、実にデッキの半数が自力で「3」移動力を誇ります。

 さらに、第2弾で新登場した「装甲」能力によって飛躍的に生存率が上がっている「甲蟲王」と、従来のデッキタイプにおいても、その防御力はおりがみつきだった「リヴァイアサン」が投入されており、対戦相手の城にむかって最短距離を、その防御力にものをいわせ被弾覚悟で前進し、正面から強引にキャッスルブレイクを狙いにいく城砕型デッキです。
 
 強引に前進できるユニットを揃えてある一方、「アビリティDEX」といった機動力のあるユニットも入っており、いざとなれば、城攻めにおける絶対的なカードである「チャクラ星人」を一気に加速させる事も可能です。

 そして、このデッキのなによりの特徴は、中盤から、対戦相手のユニットの打撃力があがってくる時に、カレルレンの自動効果「威圧」を利用して、相手の城に対してチェックメイトをかけにいく事が可能となっています。

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 上の写真のように、カレルレンがb-7、甲蟲王がa-6にたどり着いた場合、かなりの確率でチェックメイト状態といえてしまいます。
 なぜなら、カレルレンの「威圧」の効果により、カレルレン以外を攻撃出来る時は相手はそちらを攻撃しなければならず、そこには装甲をもった甲蟲王が待機しているからです。
 写真の状態でカレルレンを攻撃出来る位置は、a-7とd-6ですが、いずれも甲蟲王を攻撃出来るのでカレルレンは攻撃出来ません。
 さらに射程2をもったユニットであった場合、b-5、C-6からでは、やはり甲蟲王に攻撃しなければならず、唯一、d-7の位置からのみ、カレルレンを攻撃出来るのですが、レベル6のユニットであるカレルレンをたった1体の射程2のユニットのみでブレイク出来る可能性は極めて低く、しかも自軍の城コインが破壊されつくすまでというタイムアタックではほとんど不可能です。

 対応策としては、城コイン効果の「退去」が、1枚目か2枚目で出るのを祈る手ですが、このデッキの特性上、上記のような状態になった時には、城コインは1~2枚はブレイクされている可能性が高いのでかなり難しいと言えます(ちなみに3枚目が退去では意味がありません、甲蟲王に2コイン残っていれば、コイン効果で接触されて、結局キャッスルブレイクされてしまいます)。
 
 リヴァイアサンなどのコイン効果により除去する、またはウォータリアンのプッシュなどで、甲蟲王を移動させるなどの限られた対抗策しかありません。

 まさに、キャッスルブレイクをするカレルレンを己が体で守護するロイヤルガード(近衛兵)のごとき戦い方は、デッキの呼称となるのもにべなるかな、といった感じです(笑)。

 実際の所、甲蟲王がダメージを受けた後のホシクジラによる補充や、カレルレンがダメージを受けすぎた場合の怒りのカレルレン(シークレット・カレルレン)への変身による体力回復など、以外なほど延命策が織り込まれています。

 また、地味にラッキードラゴン、アビリティDEXのコンビにより、チャクラ星人の超加速などのバリスタタイプぱりの奇襲も出来るつくりになっており、安定感はかなりあるのではないでしょうか。


 取り合えず、今回は城砕型デッキを中心に紹介してみました。
 紹介デッキのままという事はないにしても、上記のようなシステムを内蔵したデッキは多数組まれるのではないかと予想され、第2弾環境下ではカバンルールは通常使われないハズなので、ある程度のメタは必要になるでしょうし、今回のお話がその参考になれば、とても嬉しいです。
by Coeurlcall | 2011-06-30 23:00 | 感想や回想
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