バトルブレイク、デッキのアーキタイプ

 魔王の森の公認大会まであと10日という事で、今回がデッキ考察の四回目です。

 さて、前回までで、デッキタイプには殲滅型と城攻め型の大きく2つに大別されるという考察をしましたが、では具体的に、第一弾のみの環境下では、どんなデッキがそれらの雛型、言ってみればアーキタイプとなるのだろうか、という部分に踏み込んで見たいと思います。

 まずは殲滅型デッキとして「ワイルドファング」です。

b0228905_22445851.jpg


 獅子王(シークレット)
 ラッキードラゴン
 獅子王
 ホシクジラ
 V龍
 リバイアサン
 ケルベロス×2
 クロウテング
 キラーパンダ

 以上10体で、デッキコスト的にかなり重い仕様になっているかわりに、「3ダメージ」ユニット3体は後半はかなり脅威となります。
 序盤は基本的にはケルベロスからスタートして、三連撃で相手の低コストユニットに対しての優位を保ち、4レベルクラスが出てきたなら、リバイアサンと強力してケルベロスキャノンで除去にはしるとともに、コインを待機エリアに戻す事でホシクジラなど5レベルにつなぎやすくしてゆきます。
 常に相手よりも待機エリアのユニットが多い状態を維持できるつくりになっており、そうする事で、最終的には後半に互いの高レベルユニットの一騎打ちのシーンを生み出しやすくし、3ダメージが3体入っている利点を最大限に生かせるつくりになっています。

 次の殲滅型デッキとして「シルバーバレット」です。

b0228905_22445832.jpg


 獅子王(シークレット)
 獅子王
 ホシクジラ
 V龍
 リバイアサン×2
 ケルベロス×2
 クロウテング
 ワンオブナイン

 以上10体で、基本的には「ワイルドファング」と同じ構造をもっているのですが、コイン効果による自動ダメージを重視した短期決戦型です。
 コイン効果による自動ダメージは、確かに一見無敵にみえるのですが、実際には、自分のライフ、つまり生存率を極度に低下させている側面があり、どっしり構えられ、冷静にプレイされると非常に脆い部分があります。
 それをあえて積極的にプレイしていき、突破力を強化した、いかなる防衛力をも打ち抜く、まさに銀の弾丸(シルバーバレット)というわけです。
 確実な除去と意外な機動力(実は全て移動力「2」以上です)があり、城攻め型デッキに対して耐性があり、場合によっては自身が城攻めデッキに早代わりする時すらあるバランス型ともいえます。
 ただ、どうしても器用貧乏な部分があり、ゆっくり冷静にプレイされると勝ちをひろいずらい脆さがあるのはいなめません。

 続いては城攻めデッキの代表の「ウィンドラッシュ」です。

b0228905_22445884.jpg


 チャクラ星人×2
 スフィンX×2
 ウォータリオン×2
 アダムス
 オックスホーン
 ワンオブナイン×2

 以上10体で、相手ユニットはまったくといっていいほど攻撃せず、徹底してキャッスルブレイクのみを狙う形となっています。
 1ターン目のワンオブナインからスタートし、2ターン目にはオックスホーンを展開しつつ、ワンオブナインのコイン効果を利用してキャッスルブレイクを実行し、相手がワンオブナインを破壊しないならそのままキャッスルブレイクを実行しますし、普通は破壊するでしょうから、もどってきたコインを利用して、3ターン目には再びワンオブナインを出撃させていくといった形で、まさに吹き付ける風のごとき勢い(ウィンドラッシュ)で波状攻撃を繰り返します。
 相手ユニットをまったく攻撃しないことで、相手のコイン補充を阻害し、後半はスフィンXの射程攻撃やチャクラ星人の絶対失敗なしといった確実な能力によって最後のキャッスルブレイクを実行してゆきます。
 自軍ユニットの損害は当然のように受け入れていくプレイングで、チェスにおけるチェックメイトを目指すかのような、配置と相手ユニットの誘導といったプレイングテクニックが必須となります。
 はまると絶大な強さを発揮するのですが、自軍の損害を顧みない(正確には顧みる余裕がない(笑))デッキな為、プレイングミスを1つおかしただけで、促負けにつながる、非常に線の細いデッキとも言えます。

 そして最後は城攻めデッキの特殊スタイル「ストリップマイン」です。

b0228905_22445813.jpg


 チャクラ星人×2
 スフィンX
 ウォータリオン
 サンドリアン×3
 オックスホーン
 ワンオブナイン×2

 以上10体で、基本構造は「ウィンドラッシュ」と変わらないのですが、序盤はどちらかというと深く守り、1ターン目から速攻でキャッスルブレイクを狙う事はあまりしません。
 相手ユニットが前進してきて、自軍出撃マスから3マス以内に入ってからが本番で、サンドリアンを出撃させて、相手ユニットに接触、それと同時に、すでに展開していたワンオブナインやオックスホーンなどをキャスルブレイクに向かわせ、相手ターンにサンドリアンのコイン効果を利用して、徹底的に相手ユニットを足留めするのです。
 相手ターンにサンドリアンが攻撃されてブレイクされても、すぐさま次のサンドリアンを自分のターンに出撃させ、常に相手の1ユニットを押さえ込む戦略をとり、さらにウォータリオンのプッシュ効果などによるボードコントロールを駆使して相手の移動や展開を阻害、まさに足留め戦術(ストリップマイン)によってキャッスルブレイクを成立させようとするコンボデッキです。
 初めて対戦する相手に対しては、そのあまりに極端な戦術のために非常に有効なのですが、いかんせん対策されると非常に脆いという欠点を抱えます。
 俗に言う地雷デッキ系ですので、はまった時の効果が絶大です。

 
 以上が、単純に想像がつく第一弾のみの大会でのデッキのアーキタイプではないかと思います。
 実際には、大会環境や、個人個人のプレイの癖などによって、数体デッキ内容が変化するとは思いますが、基本的な構造はそう変わらないのではないかと思います。

 特殊なデッキタイプとしてはガイア+エイリアンの組み合わせで、プッシュと打撃力の組み合わせ、クァール+エンパイアの射程能力とコイン効果による「フォートレス」の愛称がある、徹底した防御型デッキなどもありますが、かなり使い手を選びますし、極端なデッキ構築とプレイ手順になる為、アーキタイプとは呼べないのではないかと思い、あえて除いてあります。
 
 再来週には本格的にあちこちで公認大会が開かれると思いますので、その時に一斉に様々なデッキが生まれてくれると思います。
 いまからどんな素敵なデッキが登場するのか楽しみです。
[PR]
by Coeurlcall | 2011-06-08 22:44 | 感想や回想
<< バトルブレイクと棋譜 バトルブレイクのデッキタイプと... >>