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バトルブレイク、デッキ構築について

 バトルブレイクも第3弾まで発売され、そこそこユニットの種類も増えてきました。
 来月には待望の第4弾も発売されますし、やはりこういったゲームはユニットの選択肢が増えると俄然面白さが増してきます。

 さて、そんなバトルブレイクですが、最近ちょくちょく質問されるのが、「デッキをどうつくったらいいのか?」といった趣旨の質問です。

 第1弾から順次プレイしている人はともかく、最近始められた方、またはこれから始めようと考えておられる方にとって、このデッキ構築というのはやはり、大きめなハードルで、バトルブレイクにとってはこのデッキ構築という行為そのものが1つの魅力であり、楽しみではあるのですが、初心者にとっては、最初どうやって組んだらよいのかわからないのは良く理解出来ます。

 そんな訳で、簡単ではありますが、私見によるデッキ構築についてを考察したいと思います。

 まず、バトルブレイクには2つの勝ち方があり、相手の10体のユニット全てをブレイクする手法と、相手の4枚の城コイン全てをブレイクする手法があります。
 このブログでは、前者用のデッキを「殲滅型」、後者用のデッキを「城攻め型」と呼んでいます。

 初めて間もない時にデッキを構築されるときには、欲張らず、二つの勝利条件のいずれかを選んで、それにマッチしたユニットを選択する事をおすすめします。
 「殲滅」も「城攻め」も、対戦相手によって臨機応変に戦術をかえるデッキ構築も出来ますし、このブログではそれを「ハイブリッド型」と読んで紹介したりしていますが、これについてはそれなりに対戦を繰り返して、ゲームに慣れてからでないと、非常に中途半端なデッキ構築、または実際のプレイになってしまうケースがほとんどなので、慣れるまでは、どちらかを選んでデッキ構築するようにしてみて下さい。

 「殲滅」と「城攻め」、どちらを選んで良いかわからないという場合には、一応「城攻め」をお勧めします。
 現在のバトルブレイクの環境では、「城攻め」タイプのデッキの方が極端にプレイしやすく、難しい事を考えなくてもユニットパワーで勝利する事が出来るからです。
 逆に「殲滅」タイプのデッキは、プレイヤースキルが大きく問われ、勝利する為には、まちがいなくそのプレイヤーの技術が必要になってくるため、初心者の方では難しすぎるという事情があります。

 実際にプレイされればわかりますが、「城攻め」同士の場合は運の要素が勝敗に大きく作用し、「殲滅」同士の場合は打ち筋が大きく作用しますし、「城攻め」対「殲滅」の場合は、あからさまに「殲滅」型を使う方が、よりプレイングスキルを必要とされます。

 では、デッキを作る方向性を決めたとして、10体のユニットはどういった形で選択すればよいか、という事になります。

 まずはユニットのレベルについてです。
 「城攻め」と「殲滅」とで、多少比率がかわってくるのですが、大体の指針として。

○3レベル以下・・・・・3~4体
○4レベル・・・・・・・・・2~3体
○5レベル・・・・・・・・・1~2体
○6レベル・・・・・・・・・2~3体

 上記なようなユニットレベルの分布を意識してみて下さい。

 始めたばかりの頃は、レベルの高いレアユニットを大量に突っ込めば勝てるような気がしますが、そんな事をすればあっというまに「城攻め」デッキの餌食となってしまいます。
 
 かといって、レベルの低いユニットばかりでは、「殲滅」デッキの良いカモでしょう。

 このバトルブレイクというゲーム、かなりバランスのとれた絶妙のシステムをもっていて、プレイのしやすさから初めの頃はすぐに必勝法を見つけた「気になって」しまうのですが、色々の人と対戦してみると、あっけなくその幻想が崩れます(笑)。
 10枚のバトルコインという縛りが絶妙で、これによって複数の高レベルユニットを展開するのが困難になっており、デッキ構築の段階で戦術をある程度考えておかないと、プレイ中にいきなり手詰まりになったりしますし、初心者同士だと、6レベルユニット同士が1体づつ順番に盤中央で一騎打ちという、不思議な光景をみれたりします。

 また、各レベル帯によって役割がことなっており、デッキコンセプトを事前にきめておく事で、それ用のユニットを探しやすくなってくると思います。
 その為、最初に「城攻め」か「殲滅」かを考えた方が良いと思うわけです。

 では、レベル帯ごとにざっと基本的な役割についてふれてみたいと思います。

○3レベル以下
 「殲滅」型の場合、このレベル帯に求められるのはデッキの序盤を支える事の出来る能力で、自分の城コインへの攻撃を出来るだけ確実にまもる為に、相手のユニットを確実にブレイクする安定感、またはデッキシステムを支える特別な能力をもったユニットとなります。
 ケルベロス、フタゴトカゲ、モッチー、B-シャモンといったユニットが良く使われるユニットでしょう。
 「城攻め」型の場合、このレベル帯に求められるのは、ゲーム開始2~3ターン以内に確実に相手の城コインをブレイクできる機動力と、中盤以降、5~6レベルユニットと同時に出撃して、2方面作戦を展開できる生存力が求められます。
 ワン・オブ・ナイン、アビリティDEX、ヒナモグ、アダムス調査隊(シークレット)などが力になってくれます。

 そして、どちらのタイプのユニットにも採用されやすいのが、デッキの継戦能力を飛躍的に高めてくれる「看護兵」で、第3弾までの環境でのデッキ構築においては、実はメタ(相手のデッキ構築及び戦略に対抗する為にどうするかという思考、といった意味で良く使われる言い回しです)の中心にいるユニットといっても過言ではありません。
 また、毛色の違う所では特殊能力を最大限生かすデッキにする為に、ザムザ、ノーチラス、ビーム歩兵、クロウテングなども採用されやすいユニットでしょう。

○4レベル
 「殲滅」型の場合、ここのユニットの選択は非常に重要で、デッキの性能は4レベルと、次の5レベルのユニットの選択によって決まるといっても過言ではありません。
 このレベル帯に求められるのは、相手ユニットを確実にブレイクできる攻撃力を維持しつつも「城攻め」デッキの攻撃を止められる機動力、そして、次のユニットを展開する為に自発的にコイン能力を使用出来る柔軟性をも求められます。
 ダゴン、リヴァイアサン、甲蟲王、マグマリアンといったユニットが使いやすいユニットでしょう。
 「城攻め」型の場合、このレベル帯については逆に重要度が低下して、生存性と機動力がそこそこあり、3レベル以下のユニットが展開しやすくなり、かつ6レベルユニットへとつないでゆける程度の能力でかまいません。
 ウィンドリアン、ウォータリアンくらいが候補にあがる程度で、むしろ突破力を買われた甲蟲王が良く採用されるくらいです。

 そして、どちらのデッキでも採用されやすいのが「ピーコックペガザス」で、城を守る為の、あるいは城攻撃要員の為のデコイユニットとして活躍してくれます。
 4レベルという耐久力としては十分なレベル帯で、さらに「ガイア+3」という自動効果は殲滅型デッキのユニットに対する高い耐久性をほこりますし、コイン効果もかなり使いやすく、コイン循環という効果についても申し分ないといえるでしょう。
 そしてもう1体はガネーシアンです。
 もともとそのコイン効果は申し分ないものの、機動力の低さが災いしてユニット選択からはもれていたのですが、昨今のメタの中心となる看護兵対策として、ジョーカールールからの出撃の機会が増えつつあります。
 
〇5レベル
 以外に知られていない事実なのですが、このレベル帯のユニットは種類自体が極端にすくなく、選択肢がほとんどありません。
 1弾に4種、3弾に2種、2弾にいたってはなんと0種です(ちなみに、プロモに1種います)。
 ですので、このレベル帯から選ばれるユニットもせいぜい1種類となります。
 ただ、プレイしていけばわかりますが、この5レベル帯というのはユニットを盤上に展開する上で非常に重要なコスト帯で、今後5レベルユニットが増えてくれば、ここの選択肢がデッキのよしあしを決める形になるケースも大いに考えられます。
 「殲滅」型の場合、とにかく相手ユニットをブレイクする為の打点力が最優先される訳ですから、当然の結果として獅子王が第一候補で、V龍がそれに追随する形になると思います。
 「城攻め」型の場合は、射程もちとなれるスフィンX、アクセスポイントさえ確保出来れば、確実にキャッスルプレイクが約束されるチャクラ星人といったユニットが選択肢にあがり、専用デッキは必要とされますが5段ロケットT-50も選ばれるケースがあるでしょう。

 特殊な立場いるのがホシクジラで、防御力、攻撃力ともに申し分なく、クァール限定とはいえ回復効果がある為に選択肢にいれられていたのですが、コイン循環を極端に悪化させるのと、なにより回復能力については看護兵が出た事で、使いまわしの良さから、ホシクジラは選択させる事はなくなってしまいました。
 この辺り、環境の変化によるもので、新しい弾が出るたびに取捨選択されるもので、こういった環境の変化こそが楽しみの一つだと私は信じています。
 ずっと同じデッキが使いつづけられるなんて、退屈じゃないですか(笑)。

〇6レベル
 現状における最高レベル帯で、まさにデッキのエース級が揃い、華があるのがこのレベル帯だと思います。
 まだ種類がさほどではない為、選択肢にそうそう幅があるわけではなく、どちらのデッキタイプにせよ同じユニットが選択されがちではありますが、やはり特殊は出てくるものです。
 「殲滅」型の場合は高い打撃力と耐久性がもとめられ、可能であればコイン循環能力も兼ね備えていた方が良いという、なにもかもが求められる形となり、それに応えてくれる性能をもつものが選択されます。
 不死フェニックス、サウス・カリフォルニア・パール、ラッキードラゴン、カレルレン(シークレット)、暴虎王といったユニットがよく見かけられます。

 「城攻め」型については、打撃力はさほど重要ではなく、耐久力と機動力こそが重視され、相手が防御を固めた最後の城コインをブレイクしにいける決定力がもとめられます。
 トリヤマロボ、カレルレン、不死フェニックスなどが、よく選択されるユニットです。

 使い勝手のよさから、不死フェニックスはどちらのタイプのデッキにもほとんどのケースで採用され、使わないデッキは現状ほぼないと言っても過言ではありません。
 また、トリヤマロボについても相手が不慣れであれば、2ダメとコイン効果のおかげで、「殲滅」型デッキに採用されるケースがありますが、盤上の半分のヘクスには侵入出来ないというペナルティを抱える(ナナメ移動とはそういう側面もあります)為、チェスなどによってナナメ移動に慣れているプレイヤーが相手だと、やや厳しい時もあるでしょう。
 特筆すべきはゲンブで、機動力がまったくない事がネックですが、その耐久性は群を抜いており、1体1ならば、第3弾までの全てのユニットに圧勝する事が出来ます。
 相手がラッキードラゴンと不死フェニックスをつかってきても、ゲンブ1体で、力でねじ伏せる事が可能なほどの戦闘能力をもっているのです。
 しかしながら、その機動力の低さと、コイン循環の悪さがわざわいして選択肢からは外れてしまっていますが、今後、なんらかの効果でゲンブの1ターンの移動距離が2マス以上に出来たならば、「殲滅」型デッキはもとより、「城攻め」型のデッキにすら採用されるポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。
 考えてもみてください、自分のアクセスポイントに、5枚ほどコインが残ったゲンブが張り付いてキャスルブレイクをしてきたら、そのゲンブを倒す為にどれだけの自軍ユニットが必要か(笑)。

 以上が各レベル帯のユニット選択の指針です。
 ただ、これはあくまで私個人の私見ですし、一般論をかなり意識しての評価です。
 作成するデッキコンセプトによっては、全然違う見解が出てきて当然ですし、そうでなくてはいけないとも思います。
 しかしながら、初心者の方がデッキを自分でつくってみようと思っている場合については、それなりの指標になれるのではないかと思って書いてみました。

 バトルブレイクは、プレイする事も楽しいですが、自分の信じる、または愛するユニットを中心にすえて、いかにそのユニットが活躍できる場をつくってあげられるかを考えながら、他のユニットを選択してデッキ構築するのも非常に楽しいものです。

 是非、様々なユニットを実際に試してみて、自分だけのデッキスタイルをみつけていって下さい。
 その出だしの部分で、今回の私のブログが多少なりともお役にたてたなら、こんな嬉しい事はありません。

 みんなでこのバトルブレイクを楽しめればと思います。




 
by Coeurlcall | 2011-10-24 09:44 | 感想や回想
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